2015年09月14日

鬼怒川の決壊のニュース報道でマスコミの取材のあり方に疑問

関東地方に長い時間にわたり雨雲が停滞したために各地で記録的な被害が出たが、特に酷かったのが鬼怒川の決壊でした。

住宅街にまで大量の川の水が氾濫して家が流される被害にまで発展していました。
鬼怒川市の対応の遅さもあり取り残されてしまう住人も数多く見受けられました。

こんなに凄いのは、金沢敏明も初めて観たという感じの想像を絶する速い流れにどうすることもできない状況になっていました。

これだけの災害なので、もちろん多くの報道がニュースとして扱いましたが、多くのテレビ局がヘリコプターでの空中からの撮影をしていました。
そのテレビ局のヘリに住民は手を振り助けを求めていました。

報道することは、非常に重要ですし今後の記録として残して教訓として生かすためにも現場の状況を撮影するのはよいと思います。
しかし、各社がヘリを出すのはどうなのでしょうか?

テレビ局や新聞社で映像や写真を共有して使うのでも良いと思います。
はっきり言って救助の邪魔になっている感じがします。

あるいは報道のヘリでも救助できるようにすればヘリを出しても邪魔にならずに逆に役に立つことになり、助けながら緊迫した状況をリポートする報道のらしさがみせられる感じもします。

規制で救助は無理なのだったら、各社で映像を共有あるいはヘリをシェアして1機に複数の報道機関が乗るようにするなどして、救助の一切の邪魔にならないようにしてもらいたいです。

今回の鬼怒川の市長への質問の時でも、市の災害対策への対応の悪さを指摘する時に記者が質問した時もとても偉そうに高圧的に質問している記者さんもいました。

何かマスコミやテレビ局って良い物を撮ろうと自分勝手な場面があるように思えてなりません。
テレビ撮影のロケでも通行人をあしらう感じもします。例え撮影許可がおりていても一般の人も普通に行き来できるんです。
わざわざカメラを避けてあげる必要もなく、逆に撮影している側が歩行者や利用者を避けて撮影するのが礼儀であり当たり前だと思います。

鬼怒川の件も自衛隊の救助ヘリの邪魔に少しでもなってしまったらダメだと思うんです。
報道ヘリコプターのホバリングで救助を待つ人に風で影響を与えるのも含めてです。

特にこのような問題は、世間で少し騒がれてもテレビ局や新聞・雑誌媒体がニュースとして取り上げなければ大きな問題にならないズルさもあります。
これが他の職業の人が救助の邪魔になるようなことをしていれば、ニュースとして取り上げると思うんですが・・・

ニュースを伝える事の重要度はわかりますが、取材する側の改善点もまだまだあると思います。
今後の改善を期待したいと思います。


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Posted by 金澤敏明 at 15:22│Comments(0)ニュースや報道
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